今年の冬は寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
我々にとっては「寒い」と感じるこの日本の冬でも、「白鳥」などの渡り鳥にとっては越冬のための「温暖」な環境。
毎年この時期には、シベリアなどからたくさんの野鳥が日本に飛来し、日本で冬を過ごしています。
今回はその渡り鳥たち、とくに野生の「白鳥」を見るため、飛来地となっているとある湖のほとりにやってきました。
日中は餌を探しに様々な場所へと飛び立っていくという情報を事前に入手していたので、今回はこの寒い冬の日の早朝、それも日の出の時間を見計らい、この場所を訪れてみました。

これがなんとも予想を上回る野鳥の数!
殆どがカモですが、中にはきれいな「白鳥」もいます!

上の画像中央に見えるのはオオハクチョウでしょうか。オオハクチョウは渡り鳥の中では最大級の大きさ。やはりカモと比べるとすごく大きいですね。
それにしても野生の鳥たちが、こんなに間近で見れるなんて!
地元の方たちが餌をあげているせいか、人を恐れる様子は全くありません、びっくりです。

しかも早朝とはいってもものすごい食欲!
やはり空を飛ぶには相当のエネルギーを使うからなのでしょうか。
一般の方でも、食パンかお米であれば餌をあげてもよいようなので、今回は持参した食パンをあげてみました。
野生の鳥をこんなに近くで見たのは初めてでしたが、野生の生き物って何でこんなにきれいなんでしょう、お風呂入っているわけでもないのに(笑)。
でもそうこうしているうちに、なんだか急にカモメが増えてきました。
こんなに急に増えるのって、カモメ同士で連絡でも取り合っているのでしょうか。

おいおい、すごい!
がっついてこちらに迫ってきます!

おぉ!なんと投げたパンを地面に落ちる前に空中で食べてる!
おぉ!なんかものすごい数になってきたぞ!
おぉ!こいつ目の前でホバーリングしてるぞ!!

うぅ、なんだ、すごい数と勢いで襲われそう!
ヒッチコックの映画「鳥」みたいになってるぞ、おい!

これ、大丈夫か?嘴でつっつかれない?
でも大丈夫、どうやら人に危害を加えるようなことはなさそうです。ほぉ、よかった…。
餌がなくなるとようやく少し落ち着いてきました。
せっかくなので、少し離れた別のところにも行ってみましょう。

こちらは白鳥がたくさんいますね。水面に静かに浮かんでいるのがよく見えます。

こちらはなんと空にお尻を突き出して、水面で逆立ちしているような様子。水中の藻などを食べているところなのでしょうか。白鳥は基本的には草食らしいです。
それにしても何ともかわいらしい、微笑ましい光景ですね。
本当にのどかでとても美しい場所です。
この鳥たちも日本の冬が終わる頃には、またあの遠いシベリアへと飛び立っていくのでしょう。
その距離はなんと2,000~3,000km。
外敵が少なく、自然環境が豊かで、食べ物を取り合う競争相手も少ないため、安全に子育てができる北の大地にまた帰って行きます。
その帰る先のロシアでは、白鳥についてのこんな言い伝えがあるといいます。
「白鳥はつがいの相手がケガなどで飛べなくなったとしても、ずっと離れず決して見捨てたりはしない」

白鳥ってとっても愛情深い動物なのですね。
日本においても、古事記や日本書紀に「ヤマトタケル(日本武尊)が没したのち、白鳥となって飛び立った」という記述があるとのこと。
古来から神聖な鳥として崇められていたようです。
野生の鳥たちの姿を目の前で見ることが出来て、寒い朝に早く起きて出かけた甲斐がありました。
まだまだ寒い日が続きそうですね。ご自愛ください。

