以前書いた記事で少し触れたのだが、日本は先進国で唯一30年以上も経済停滞が続いている。
加えてここのところ円安も続いていて、日本の将来に対して不安になったり希望が持てない人は前にも増して多くなっているのかもしれない。
特に若い世代にとっては夢が持てない状況となっているのであろう。
そんな若い人たちを応援する気持ちを考える時、年長者は自分の若い頃を重ねて彼等のことを考える。
自分が若い時苦労したこと、努力が思うように報われなかったこと、何も分からずただ焦る気持ちと憧れへの情熱が自分を動かしていたこと、そんな記憶をたどりながら今の若者を理解しようとするのだろう。
だから時には叱咤激励やアドバイスを伴う応援歌は、今は存在しない過去の自分にも向けられて今の若い世代へと送られている。
ある種純粋でもあった自分や若者を少しだけうらやましいと思う気持ちを持ちながら。