「プロ」と「アマ」

筆者のつぶやき
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最近「プロ」と「アマ」の違いについて考えさせられることがある。

例えば、今時はSNSが普及してアマチュアがたくさん動画投稿などしているが、プロが発信しているものより面白いものがたくさんある。

例えば、プロゴルフのトーナメントでは、アマチュアが上位に入ることもある。

「プロ」と「アマ」の差が段々あいまいになってきているのではないだろうか?
一体「プロ」と「アマ」の違いは何なのか?

ある活動をしてそれに対する報酬をもらってさえいれば、それは「プロ」なのか?
だとすると今の政治家も全員「プロ」と呼んでいいことになる。

音楽家の世界で言えば、楽譜通りに楽器を弾ける人が「プロ」なのか?
だとしたら、自動演奏ピアノが一番ミスがなくて最も「プロ」にふさわしいことになる。

美術の世界で言えば、写真のような正確な絵を描ける人こそが「プロ」なのか?

決してそんなことはないだろう。

あふれ出る「情熱」や「想い」があり、その「情熱」や「想い」を鍛錬によって培われた「高度なスキルや技術」で絶妙に表現できる人(アーティスト等)、みんなの「理想」や「憧れ」を卓越した能力で一般の人に代わり実現してくれる人(アスリート等)、それを本当の意味での「プロ」と呼ぶのだろう。

でも最近は、より大掛かりで高度なツールを使い、それを操れる「テクニック」があることこそが「プロ」だとされてはいないだろうか。本来その人が内に持つ「願い」や「想い」、目指すもの、理想とするものは何なのかが時々よく分からないことがある。

もしそれを「プロ」だというのなら、自分は「アマ」のままでいい。
「高度なスキルや技術」がなくても、何かに心惹かれ、また別の何かに心揺さぶられ、ある「想い」や「憧れ」を持つ心は「アマ」にもあるのだから

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