哲学

天才達が考えたこと

西田幾多郎の思想 ~ 熟慮の末辿り着いた「日本独自の哲学」

以前投稿した記事(下記リンク)では、「人間の「よい」と「わるい」の判断の起源について、ドイツの哲学者ニーチェはどのように考えたのか」ということを取り上げました。今回は、これに対して、日本独自の哲学を創り上げた日本の哲学者西田幾多郎きたろう(...
天才達が考えたこと

ニーチェが結論付けた道徳の系譜 ~「よい」と「わるい」の価値判断は、初めどのように決められたのか?

今回はついに、あの哲学界の巨匠、ニーチェに関する記事です。ニーチェは皆さんご存じの通り、19世紀後半の哲学者です。彼の思想はその後の哲学者、思想家、文学者、政治家等々、世界中の人々に影響を与えました。ニーチェは特に西洋文明の本質的理解につい...
天才達が考えたこと

アリストテレスが結論付けた理想の統治形態とは? ~ プラトンの弟子アリストテレスの政治学

今回は前回に引き続き古代ギリシア哲学における政治学に関するお話です。前回取り上げたのはプラトンですが、今回はその弟子アリストテレス(384-322 BC)が、特に国家の統治形態についてどう考えていたのかを見てきたいと思います。Aristot...
天才達が考えたこと

「民主制」は劣った政治システム!? ~ ソクラテスの弟子プラトンの考察

今回の記事は、国家の統治形態に関するものです。その昔、古代ギリシアの哲学者プラトン(427-347 BC)は、この世の国家統治形態(国制)は以下にある5つのいずれか、又はその中間的なものであると考察したのでした。Plato (427-347...
天才達が考えたこと

和辻哲郎 ~ 日本人が世界で初めて詳細に考察した「風土」とは?

・自然科学は、なぜヨーロッパで生み出され発展したのか?・エジプトのピラミッドは、なぜあのような幾何学的な形をしているのか?・沙漠で生まれた宗教ユダヤ・キリスト教の神は、なぜ人間のような人格を有する神なのか?これらの疑問に対する一つの回答は、...
天才達が考えたこと

お釈迦様が考えたこと ~ 「仏教」という名の哲学

「生きる苦しみから逃れたい。そのためには一体どうすればよいのか?」お釈迦様の「悟り」を開くまでの長い道のりは、こんな素朴で根源的な問いから始まりました。ここでいう「苦」とは、「不愉快で思うようにならない」といった意味。「自分の意志や力ではど...